ジャニーズきっての頼れる兄貴、TOKIOの松岡昌宏。飲みに行くと仲間に1円たりとも払わせない気風の良さは、後輩のみならず、俳優の間でも有名だ。そこでついたあだ名は、「松兄ぃ」。命名したのは、後輩の嵐・相葉雅紀である。
ジャニーズタレントは通常、先輩であっても「○○くん」とくん付け呼ぶ。しかし、相手の懐に入ることが上手な相葉は、近寄りがたい雰囲気を醸しだす松岡をあえて「兄貴」と呼ぶことで距離をグンと縮めた。
「松岡にとって相葉は特別な存在。いろいろとイジリがいがあるようです。ある時期には、松岡がよく飲みに行く店の近くに相葉が住んでいて、部屋の明かりを確認してから、誘いの電話をかけたそう。そのため相葉はいつも電気を消して、居留守を使っていたとか。ほとんどストーカーですね(笑)」(女性誌記者)
相葉に対しては、オープンマインドな松兄ぃ。時にはとんでもない暴挙に出ることもあるようだ。
「大野智との3人で飲んでいた席で、相葉がこっそりTOKIOの『花唄』をカラオケに入れたんです。この曲は松岡の主演ドラマ『ナースマン』(日本テレビ系)の主題歌で、その年の紅白歌合戦で歌った代表曲のひとつ。それなのにイントロを聴いた大野は『松兄ぃ、何の曲?これ』とまさかの質問を投げたんです。その問い方があまりに素直だったため、松岡は答えに詰まった。腹いせとばかりに、隣の相葉を蹴ったんです。大野いわく『(相葉が)右から左に飛んでいった』。とばっちりを食った相葉はとんだ夜になってしまいました」(前出・女性誌記者)
ジャニーズ特有のタテ社会。松岡と“舎弟”相葉の場合は、時にハードボイルドな様相を呈する。
(北村ともこ)