大晦日に放送される「第68回紅白歌合戦」(NHK)では各出演者の歌はもちろん、バラエティ豊かなゲスト出演者も楽しみの一つだ。例えば、応援ゲストとして出演するお笑い芸人。昨年はトレンディエンジェルや平野ノラらが登場した。一昨年にはクマムシやピスタチオらが出演を果たしている。そんな芸人の中には一回きりの出演となった例も珍しくないという。
「第58回で前川清のバックコーラスを務めたムーディ勝山や、第65回で森進一の曲紹介を務めた日本エレキテル連合がカムバックする可能性はほぼゼロ。第61回でなぞかけを披露したWコロンはコンビ自体が解散しています。その一方で第55回にギター侍で出演した波田陽区は一発屋を予想されたものの、第59回に“ヘキサゴンオールスターズ”で再出場を果たしました」(テレビ誌のライター)
では、今回の紅白にはどのようなメンツが登場するのか。若者や子供の視聴者を取り入れたいNHKとしてはやはり、いまが旬の芸人を出演させたいはずだ。
「確実視されているのはブルゾンちえみ。トークも上手い彼女は決めゼリフの『35億』に頼らずとも、存在感を示せるでしょう。そして大穴はリズム縄跳びネタのにゃんこスター。ブレイク3カ月での紅白出演は早すぎる気もしますが、12月11日に子供向けお笑い番組『わらたまドッカ~ン』(Eテレ)にも出演しており、NHK側の印象は悪くないはず。また衣装の制限があるNHKでは自分の名前が入った衣装のサンシャイン池崎や、マッパ芸のアキラ100%は厳しいはずですが、紅白仕様の衣装を着けて登場する可能性はあります」(お笑い系ライター)
それに対して、尼神インターやゆりあんレトリィバァらの関西勢は、アクが強すぎることもあって当落線上だろうか。ともあれ出場芸人には、笑い納めができる芸を期待したい。
(白根麻子)