女優・斉藤由貴の“W不貞”、お笑いタレント宮迫博之の“決死の不貞”、女優・藤吉久美子の“路線バス不貞”など、昨年は数え切れないほどの不貞疑惑がマスコミに報じられた。
不貞騒動を起こした人物はバッシングの嵐にあったが、予備校講師でタレントの林修氏は独自の見解を示し、周囲を納得させた。それは2017年12月24日に放送された「林先生が驚く初耳学!」(毎日放送・TBS系)でのことだった。
番組では「2017年 林先生が驚いた5大ニュース」を取り上げ、林氏が第2位に上げたのが、「週刊文春」が報じた衆院議員・山尾志桜里氏の不貞疑惑。なぜ、これを選んだかと聞かれた林氏は「僕はこれまで不貞疑惑について、一言もコメントを出していないんです」と前置きしたあと、「僕の個人的な考えとしては、これ(不貞)は決して褒められたことではないですけども、“私的領域”の事柄なので、関係者の間で解決していただければいいだろう」という考えを持っていたため、これまで一切コメントしなかったという。
続けて林氏は2005年に出題された東京大学の国語入試問題の文章を題材として説明する。それによると、「徳」とは活動である。行為として表すことであって、頭の中で考えていることではない。例えば、大工としての徳は立派な家を建てること。逆に徳のない大工は家をちゃんと建てられない。これを山尾氏に当てはめて、林氏は「議員としての仕事をしっかりやってくれれば、議員としての徳は高い。そこだけ頑張ってくれればいい」と持論を展開した。
「林氏自身も、タレントとして徳が高いといえます。情報サイト『Best Times』の17年1月の記事で林氏は『相手が100点を期待して振ってくれた仕事に対して、100点で返していては次はない。相手の期待値を超えないといけない』と語っています。これは、タレントの仕事でも予備校講師の仕事でも同じだそう。そのため準備にかける時間は増えているが、仕事のオファーは増える一方だといいます」(芸能ジャーナリスト)
2018年の目標としたい。
(石田英明)