2018年のNHK大河ドラマ「西郷どん」がいよいよ7日にスタートする。主役を演じる鈴木亮平は、昨年の大晦日に放送された「スタジオパーク 大晦日スペシャル」(NHK)に出演、自らの出世作となった映画「HK 変態仮面」について熱い思いを口にした。
「『HK 変態仮面』は、『週刊少年ジャンプ』に連載された漫画の映画化作品。鈴木はここでアンダーウエアを被ると異常なパワーを発揮するという主人公・色丞狂介を演じました。同作品は2013年に第1作、2016年に第2作『HK 変態仮面 アブノーマル・クライシス』が公開されています」(女性誌記者)
作中では女性物のアンダーウエアを被り、網タイツを履き、お股を隠す以外は全出しといういで立ち。大河ドラマの主役を演じる鈴木が、まさかこんな役を演じていたとは驚くばかりだ。ところがこの作品に賭けた鈴木の熱い思いを耳にして、視聴者は二度びっくりすることになる。
「あの作品はオファーがあって受けたのではなく、自分たちがやりたくて企画したもの。過激な衣装についても、奇抜な衣装だったことに撮影当日まで気がつかず、『撮影初日に初めて衣装を着て鏡の前に立った時に“ちょっと待てよ”と思い、引き返すなら今かもしれないと思ったんですよね』と、当時の心境を明かしていました」(前出・女性誌記者)
放送後にはネットに「大晦日にNHKでHKの動画が観られるなんて!」「いや~よくNHKでこの映像流した」など驚きのコメントも上がっている。
鈴木は、第1作が公開された当時のブログで映画の中で使用したアンダーウエアについて「市販のものでは幅広で目が隠れてしまうので、(中略)スタイリストさんがゴムを抜き、切って縫い直しています」と詳細に説明している。公開中に話題となった鈴木の“おいなりさん”についても「企業秘密です(笑)」とお茶目なコメントを残している。このブログからも彼の作品に対するこだわりが伝わってくるはずだ。
今回の大河ドラマ「西郷どん」では、体重を増量して役作りに挑んだという鈴木。今度はどんなこだわりを見せてくれるのか。放送が待ち遠しい。
(窪田史郎)