KAT-TUN・田口淳之介が、11月24日に放送された生放送音楽番組「ベストアーティスト 2015」(日本テレビ系)でグループ脱退・事務所退所を発表。突然の発表となり、これにはKAT-TUNファンも「円満脱退じゃないのか…」「ジャニーズの中での立場はどうなる?」と動揺を隠し切れなかった。
メンバーを代表して挨拶した亀梨和也は、「今回の出来事を真摯に受け止め、4人のKAT-TUNとして与えていただいているお仕事に全力で向き合っていきたい」とコメントしたが、手を震わせ、涙をこらえる表情からは、事態の深刻さがヒシヒシと伝わってくる。
亀梨と人気ツートップだった赤西仁が10年に脱退後、人気が極端に下がった同グループだが、それに腐ることなくKAT-TUNの中心メンバーとしてグループを引っ張ってきていただけに同情する声は多い。
「ファンが一番嫌うのが、グループが落ち目だから亀梨自体もアイドルとして落ち目という見方を世間にされること。亀梨は田中聖の契約解除問題の時も、主演ドラマのPRのために出演した朝の情報番組で、田中の脱退について約10分間語り、『申し訳ない気持ちでいっぱいです』と謝罪。その際も今回同様、『グループを守っていい方向に持っていかないと』と前向きなコメントを残していました。そんな姿を見てきたファンの中には『いっそソロで活動したほうがいい』という声も少なくありません」(女性誌記者)
亀梨はスポーツニュース番組「Going!Sports&News」(日本テレビ系)にベースボールスペシャルサポーターとしてレギュラー出演。さらには今年9月には蜷川幸雄氏演出の舞台「青い種子は太陽のなかにある」で主演を好演。来年1月からはドラマ「怪盗 山猫」(日本テレビ系)での主演も決まっており、俳優業も順調だ。ピンでの仕事は安定傾向にあるといっていい。ファンを悲しませないために、“自分が何とかKAT-TUNを守らないと”という気持ちも人一倍強くなっただろうが、芸能人としての決断も必要な時期に来ているかもしれない。
「もう亀梨クンは謝らなくていいです」という書き込みが、ファンの総意だろう。
(田村元希)