2014年4月期から新設された「TBS火曜10時」のドラマ枠。当初はいわゆる「働く女性」を描いてきたが、2016年から「ラブコメ」路線に舵を切ると、高視聴率を連発し好調をキープしている。
「ダメな私に恋してください」(2016年1月~)でディーン・フジオカ、「逃げるは恥だが役に立つ」(2016年10月~)で星野源、「カルテット」(2017年1月~)で高橋一生と、キャリアや下積みを重ねた30代の俳優をブレイクさせるという「実績」も見逃せない。
「台湾で俳優として活動し、朝ドラ『あさが来た』で一躍ブレイクしたディーン・フジオカも、『ダメ私』で人気を確かなものにしたと言っていいと思いますし、元々、劇団『大人計画』に所属し、『SAKEROCK』というインストゥルメンタルバンドで活動していた知る人ぞ知る存在だった星野源も、ご存知『逃げ恥』と主題歌『恋』で完全に脱サブカルを果たしたと思います。そして、子役からキャリアを積んできた高橋一生の大ブレイク。各俳優事務所は、中堅の俳優を『この枠に入れ込みたい』と躍起になっているとか」(テレビ誌編集者)
1月からスタートしたのは、吉岡里帆主演「きみが心に棲みついた」。向井理や桐谷健太が顔を揃えているが、この2人はすでに十分ブレイクしていると言えそうだが…。
「1月期は渡辺直美主演の『カンナさーん!』(2017年7月~)のような、主演女優の瞬間風速が最大級のタイミングでの放送になるので、今回の“火10”は良くも悪くも吉岡里帆のためのクールになると思います。注目は4月期以降。2018年も、女性たちをキュンキュンさせるブレイク俳優の登場に期待しています」(前出・テレビ誌編集者)
「きみの心に~」には、ムロツヨシも出演しているが…こちらは路線が違うか。