今期、ドラマ部門で1番耳目を集めていた木村拓哉主演ドラマ「BG~身辺警護人~」(テレビ朝日系)が1月18日スタートし、平均視聴率は15.7%をマークした。 これは、同じ事務所の後輩で嵐の松本潤主演ドラマ「99.9─刑事専門弁護士─SEASONII」(TBS系)の15.1%を0.6%上回り、木村にとっては面目躍如といったところだろう。
確かにスリリングな展開だったが、視聴者の意見は手厳しい。民間の警備会社で身辺警護をする島崎章(木村)に対し、警視庁S.P(セキュリティポリス)の江口洋介演じる落合義明との対峙が見どころの1つなのだが「江口洋介が主役だと思う」「メインは江口さんのほうがよくない?」など、主役の座を奪われた感が否めないというのだ。さらに、初回のゲスト出演が演技派俳優として知られる勝地涼だったことから「1話は勝地に助けてもらったな。毎回、演技力の高いゲストに助けてもらう手法?」などとツッコまれている。
テレビ誌ライターは「高視聴率ではあるが、コストパフォーマンスは良くない」と話す。
「江口をはじめ、脇を固めるのは斎藤工、菜々緒、上川隆也らに加え、『逃げるは恥だが役に立つ』(TBS系)以来、人気が急上昇している石田ゆり子です。このクラスのドラマ1本分のギャラは約500万から1500万円。出演料だけでもかなりの経費が掛かっていますから、15%超えでトントン。これより下がるのはキツイですね」
この数字をキープできれば、木村の評価も上がると思うのだが……。