ジャニーズ事務所から久々の新グループ誕生だ。1月17日に今春のCDデビューが発表された「King & Prince」(キンプリ)は、ジャニーズJr.内の人気ユニット「Mr.King」と「Mr.Prince」が合体したもの。6人中2人がまだ未成年者で、最年長の岸優太でも22歳という若いグループになる。そのキンプリをメジャーデビューさせた狙いについて、芸能ライターはこう裏読みする。
「ズバリ、乱立する男性アイドルグループを蹴散らすのが大きな目的でしょう。最近はボイメンことBOYS AND MENや超特急、MAG!C PRINCEといったグループが台頭。さらに男性グループにも地下アイドルが増加しており、都内のライブハウスやイベントスペースでは100人程度の女性客を集めるケースも増えています。そういった状況にクサビを打ち込みたいのではないでしょうか」
とはいえ地下アイドルは芸能界の論理が及ばないところで活動しており、ジャニーズといえどもその影響力を発揮するのが難しいのでは?
「キンプリは、ジャニーズとは10年近くも縁のなかったユニバーサルミュージックからデビューすることに。同レーベルには赤西仁や田口淳之介ら元ジャニーズも在籍しており、以前なら手を結ぶことはなかったはず。それが今回、共同レーベルまで作ったのは『ジャニーズの強み』を感じさせることで、元ジャニーズ勢や非ジャニーズグループを遠ざける狙いがあるのかもしれません。しかも最近はレーベル自身がイベントスペースを構え、所属アーティストを出演させるケースも多いのですが、そこにキンプリを送り込めば、おのずと男性地下アイドルは活躍の場を譲らざるを得ないでしょう」(前出・芸能ライター)
既存のジャニーズグループなら小規模会場でイベントを打たせるわけにもいかないが、新進グループなら数百人規模の会場に登場させることもできるはず。キンプリは今後、次々と小会場でのイベントを打っていくのかもしれない。
(白根麻子)