1月29日に放送された「ノンストップ!」(フジテレビ系)にお笑いコンビ・藤崎マーケットのトキがVTRで出演。仮想通貨NEM(ネム)を失い、笑えない被害を受けたことを明かした。
番組では仮想通貨取引所大手のコインチェックが、外部からの不正アクセスによって約580億円分の顧客の仮想通貨NEMが流出したニュースを取り上げた。同社では対象となるNEMの保持者約26万人に対し、日本円換算で総額約463億円の補償を行うことを発表。補償時期や手続きに関しては未定としていた。
VTR出演したトキは「ギリギリですね。ここ2日で4時間くらいしか眠れてなくて」と憔悴しきった様子。「貯金のすべてをNEMにずらしていた。急に0になることがあるんだって……」と嘆き、「(貯金の)残高が6万円くらいしかなくて。6万円とPiTaPa(交通系ICカード)の6000円くらいしかない。これで過ごさないといけない、2月25日まで」と肩を落とした。
「仮想通貨はハイリスク・ハイリターン商品です。暴落のほかにも今回のような不正アクセスの危険性もあります。にもかかわらず、ほとんどの預貯金を1つの仮想通貨に投資するのは愚挙といわざるを得ません。同じ仮想通貨でも複数の通貨に分散し、取引所もいくつか利用してリスクを分散すべきでした」(マネー雑誌記者)
トキは、お金に対する扱いも昔から雑だったとエンタメ誌記者が振り返る。
「2015年12月30日の『東スポWeb』で、トキの転落人生が報じられました。07年にラララライ体操でブレイクした彼は最高月収が320万円だったことを明かしています。しかし『バカが金持つと調子乗るんです』と本人が言うように、交際相手の親戚にゲーム機や自転車を買ってあげたり、自身も30万円以上するスーツを買っていたり。挙げ句の果てに、後輩に1回1000円渡してケツバットをやっていたなど、金遣いの荒さは半端なかったようですね。その後、ブームが下火になったことから月収は6万円まで落ちたそうです」
つくづくお金にツキがないようだ。
(石田英明)