2月4日に放送されたドラマ「トドメの接吻」(日本テレビ系)の第5話が視聴率7.3%をマーク。前回の6.7%から盛り返し、平均視聴率7.0%を死守した。同作品は第2話には6.5%まで落ち込んでいたが、それ以降は視聴率のアップダウンを続け、「沈みそうで沈まない」しぶとさを見せている。
「本作品の視聴率を下支えしているのは主演のイケメン俳優・山崎賢人のファンであることは間違いない。ヒロインの門脇麦も地味そうなルックスに秘めた艶っぽさで男性視聴者を惹きつけており、この取り合わせは意外に悪くないと評判です。それに加えて今回の第5話では、本作品から脱落しそうになっていた女性視聴者を呼び戻すことに成功したと見られています」(テレビ誌のライター)
その原動力のひとつはロサンゼルスからの逆輸入イケメンとして人気の新田真剣佑だ。往年のアクション俳優・千葉真一の長男としても知られる新田は、本作が半年ぶりのドラマレギュラー出演。しかもその出番は主演の山崎に勝るとも劣らないほど多く、第5話では得意の英語も披露するなど、その存在感を増している。そしてもう一人、山崎の演技を盛り上げるキャストがいたという。
「新田の姉役で出演している新木優子です。第5話のラストシーンでは多くの観衆の目前で、山崎に唇を奪われました。普通なら山崎ファンにとっては悲鳴の出るところですが、もとよりキスがテーマの本作ゆえ、女性ファンは美人ながらさほど特徴のない新木に自らを投影し、山崎にキスされる気分を味わえたことでしょう。これが個性の強すぎる門脇だと『賢人クンの唇が奪われた!』となりがちですし、山崎と門脇はすでに50回以上もキスを交わしたと報じられており、ファンには『またか』という思いがあるはず。ここであえて新木とのキスをフィーチャーしたのは脚本の勝利でしょうね」(前出・テレビ誌ライター)
山崎の人気に頼りつつ、他のキャストも上手く活用することでファンを魅了する。この調子で山崎は、次週以降も他の女性の唇を奪い続けるのかもしれない。
(白根麻子)