3回転ジャンプを跳ぶ練習を披露し、右足首の故障からの完全復活を期待させるフィギュアスケートの羽生結弦選手。彼を指導するブライアン・オーサーコーチの所属について、ネット上でちょっとした物議を醸しているという。五輪開場の出入りには、ADカードという認可証が必要なのだが、オーサーコーチのカードの所属が韓国選手団になっているというのだ。
「オーサーコーチは、日本の羽生選手、カナダのガブリエル・デールマン選手、スペインのハビエル・フェルナンデス選手、カザフスタンのエリザヴェート・トゥルシンバエワ選手、韓国のチャ・ジュンファン選手の5カ国の選手たちを指導しています。コーチはどこか1カ国の所属を決めてADカードを申請しなければなりません。オーサーコーチはこれらどの国の選手団でも申請できたのですが、そのなかで『韓国にすべきだと思った』と、韓国選手団への所属を選んだのです」(スポーツライター)
ネットでは「オーサーが韓国に魂を売った」「羽生が金メダルを取ってもキス&クライに韓国の旗をつけたジャケットで座るのはおかしい」などという声もあるというが、それはいらぬ心配のようだ。
「韓国のジャケットを着て、他国の選手のキス&クライに座るだなんてありえません。オリンピックでは各国が自国の代表ジャケットを作っており、指導するコーチにも支給されます。もちろん、出場する選手の国に合わせてジャケットは着替えますよ。ADカードはあくまで便宜上のもの。開催国が韓国なのですから、礼儀として韓国を選ぶのは当然でしょう」(前出・スポーツライター)
オーサーほどの名コーチとなれば、世界で引っ張りだこというわけだ。
(芝公子)