12月3日、女優の沢尻エリカが来年1月22日、29日に2週連続放送されるドラマ「大奥」(フジテレビ系)で、時代劇に初挑戦することがわかった。22日放送の第一部では“史上最強の側室”と言われ、徳川第十一代将軍家斉を誘惑するお美代を、29日放送の第二部では同じく家斉の寵愛を受けた架空の側室、梅を演じる。
沢尻といえば、07年公開の映画「クローズド・ノート」の舞台挨拶で不機嫌な態度を見せて以降バッシングを受け続け、今でもネットにはその時に吐いた「別に…」を揶揄するコメントが書き込まれている。
しかし、今回の「大奥」のニュースについては、いつもと勝手が違うようだ。
「批判めいたものもありますが、『見てみたい』『期待大』『いろいろあるけど上手い』など、沢尻を評価するコメントに多くの賛同が寄せられているのです」(芸能ライター)
さる映画プロデューサーは沢尻についてこう分析する。
「プライベートはともかく、作品によっては脱ぐこともいとわぬ女優根性、演じる役に身も心も近づける努力と集中力、そして高い演技力。彼女を使った監督たちも共演者も、彼女の演技に対する姿勢はみな高く評価しています。彼女の本気が引き出せたのならば、いい作品になったのではないでしょうか」
一時は役に入り込む時間と撮影後に役を解放する時間が必要なため、頻繁に出演することは避けているという話もあった沢尻。視聴者同様、彼女を使いたいと思うドラマ、映画関係者も彼女を待ち焦がれているのかもしれない。