世界中を旅するバラエティ番組「世界の果てまでイッテQ!」(日本テレビ系)がついに南極を制覇! イモトアヤコ率いる「イッテQ! 登山部」が南極大陸の最高峰であるヴィンソン・マシフへの登頂に成功し、その様子が2月18日に放送された。途中ではクレバス(氷の割れ目)に落ちるシーンもあり、まさに危険と隣り合わせの登頂だった。
今回の放送では同時間帯に平昌五輪のスピードスケート女子500mが生中継されており、小平奈緒が見事金メダルを奪取。それを受けてネット上では「小平もイモトも凄い!」「日本人女性が続々と快挙を達成!」など、2人の活躍を祝福する声が多数寄せられている。そのなかで、もう1人の女性に対しても惜しみない賞賛が贈られているという。
「今回の『イッテQ! 登山部』は“天国じじい”こと貫田宗男氏など、イモトのほかに全12名のスタッフで構成。アタック前に登山部メンバーが紹介され、女性の音声スタッフである廣瀬あかりさんが映し出されると、ネットでは『音声さん女性なのか!?』と驚きの声が続出しました。番組の性格上、主人公であるイモトに注目が集まるのは当然ですが、ほかにも女性スタッフが極地に挑戦していたこともまた、大きく評価されるべきではないでしょうか」(テレビ誌ライター)
その廣瀬さんは音声スタッフとして普段から様々な番組に関わる一方で、登山隊の撮影に同行するなど登山経験も豊富。「イッテQ!」では13年のマナスル登頂から参加しており、それまで男性のみで構成されていた登山隊に彩りを加えることで、イモトにとっても心の拠り所となっていたようだ。
「マナスル登頂後にイモトは『本当に廣瀬さんには心身ともに助けられました』とブログに綴っていました。15年のマッキンリーでも『20日間同じテントで共に励ましあった唯一の女性』と感謝の言葉を述べており、同じ女性のスタッフがいることには大いに助けられているようです。今回の南極でも風邪を引いて体調を崩していましたし、女性スタッフが同行していなければ登頂前に心が折れていたかもしれません」(前出・テレビ誌ライター)
ほかにも番組名物である石崎Dを含む3人のディレクターや2人のカメラマンなど、登山専門家ではないスタッフが番組収録のために同行。イモトの快挙達成を伝えるために尽力した。そんなチームでのヴィンソン・マシフ登頂成功には、大きな賞賛が寄せられるのも当然のことだろう。
(白根麻子)