平昌五輪のスピードスケート女子500mで小平奈緒が金メダルに輝いた感動から一夜明けた2月19日、お笑いコンビ「おかずクラブ」のオカリナが喜びのメッセージを公開した。オカリナは「顔が似てると言われ、私も金メダルを取った気分です」と我がことのように喜び、「盛り上がらないとは思いますが、ぜひ対談できたら、うれしいです!!」との希望を表した。
そんなオカリナに対しては「似ているのは目が離れていることだけ」などとあまり同意は得られていないようだ。たしかに目元が少し似ているものの、その他のパーツに相似性は見当たらず、まずは顔の輪郭が大違い。それでも似ていると言い張るところは芸人らしいとも言えるが、実はこのアピール自体がお笑いタレントとして痛恨のミスだったという見方もある。お笑い系ライターが話す。
「『なんでいま言っちゃうかなあ』と思いましたね。小平選手が金メダルを獲ったいまは、オカリナにとってテレビや舞台で顔真似ネタを披露する絶好のチャンスのはず。それがネタを披露する前に自分から『似ている』と公開してしまっては、出オチ以前のフライングですよ。ギャグを言う前に『面白いですよ』というのと一緒で、観るほうが白けてしまいます。芸人としてまさに痛恨のミスだったのでは」
これで仮にオカリナが「小平奈緒似」を伏せていたら今後、サプライズ的に顔真似を披露したときに「似てねえ!(笑)」と笑いを取れたはずだ。しかし今回、先に自分でネタ明かしをしてしまったことで、「やはり似てねえ…」とがっかりされる可能性が高まったかもしれない。
せっかく「金メダリストに(少しでも)顔が似ている」という奇跡が生まれたのに、焦りからか先にそのネタを明かしてしまったオカリナ。本人はもちろん、所属事務所にとっても痛い戦略ミスとなったのではないだろうか。
(金田麻有)