2月23日に放送されたバラエティ番組「バイキング」(フジテレビ系)で、テロップの誤表記が発生。それを謝罪した同局の榎並大二郎に思わぬツッコミが入っている。
番組では、21日に行われた平昌五輪のスピードスケート女子団体追い抜き(パシュート)で金メダルを獲得した日本チームのインタビューをVTRで放送。その際、メンバーの1人、佐藤綾乃の名前を「彩乃」と誤表記したテロップが流れてしまった。
榎並アナは「平昌五輪のVTRの中で、女子団体パシュートの佐藤綾乃選手の名前の表記に誤りがありました。大変失礼致しました」と謝罪。これを受けて、MCの坂上忍は「今ので一気にスタジオの空気がどんよりした」と漏らすと、榎並は曇った表情で「たはぁ~」と思わず大きなため息。「ただ、誤りは訂正しなければいけなかったので」と続けたが、坂上からは「『たはぁ~……』っていうのはなんですか」と突っ込まれ、「ちょっと息が、はい……」とごまかす一幕があった。
番組を見る限り、榎並アナはテロップを誤表記したスタッフに失望した様子。同局では「とくダネ!」の度重なる間違いが指摘されていただけに、ため息をつきたくなるのも当然だろう。だが、そんな榎並アナ本人も、あり得ない間違いを犯していた。
2月15日放送の同番組で、平昌五輪のフィギュアスケート男子ショートプログラムの順位を出演者らが予想。榎並アナは金メダル候補に挙げられた選手の名前を読み上げたのだが、米国のネーサン・チェン選手を紹介する際、「ネーチャン・チェン」と言い間違え。さらにあろうことか、カナダのパトリック・チャン選手を、テニスの「マイケル・チャン」と混同し、坂上からは「お前、もう帰れ!」と叱責されていたのだ。
まだある。1月11日の同番組では、直撃インタビューを「直筆インタビュー」と信じられない言い間違え。ゲスト出演していたフリーアナウンサーの徳光和夫から「よくこの会社に入れたね」と呆れられていた。
「もう1つ言えば、フジのアナウンサー・プロフィールで、榎並は休みの過ごし方のところで『雨なら近所でボーリング』と書いています。しかし、ボーリングはドリルなどで穴を掘ること。まさか榎並が休日に近所で穴を掘っているとは思えず、『ボウリング』の間違いでしょう。細かいことですが、アナウンサーなのですから言葉や知識の勉強をもう少し勉強したほうがいいのでは」(週刊誌記者)
人の失敗にため息をつく暇はないようだ。
(石田英明)