ダイエットはしたいけど、食べることや料理も大好き。だから……「ついつい手の込んだカロリーの高い食事になってしまう」という人はいませんか? そんな場合は、料理の味付けに「胡椒」を活用することで、ダイエット効果を高めることができるのだとか。
ダイエット商品などを扱うサニーヘルスの調査レポート『胡椒をかけるだけでやせ体質に!?』によると、胡椒の辛味の主な成分「ピペリン」には、抗菌作用や防腐作用の他に、血管を広げて血液の循環をよくする効果や、体を温めエネルギー代謝を促進する効果が期待できるそうです。さらに、食欲を増進させて消化吸収の働きを高め、他の栄養素の吸収をよくする効果も。インド大陸の伝統的医学であるアーユルヴェーダでは、消化のよくない食べ物には黒胡椒をかけることが提唱されているそうですよ。
とくに寒さの厳しい冬は、血行不良や冷えによって低代謝状態に陥りがち。代謝を高める食事や運動による筋力アップが、ダイエット成功の鍵を握ります。胡椒を活用したシンプルな料理なら、味付けによる余分なカロリー摂取を防ぐことにも役立ちます。代謝アップとカロリーオーバーの予防とを同時にできる、一石二鳥の方法といえそうですね。
ただ、胡椒に含まれる有効成分は、紫外線や熱に弱いそうです。なので、直射日光や温度の高い場所、冷蔵庫などで保存し、胡椒のダイエット効果が失われないようにしたいものです。ベストなのは、粒のまま保存して使うときにミルで挽くこと。成分ロスを防ぐだけでなく、胡椒本来の強い風味を味わえるそうですよ。
ダイエットのための代謝アップのきっかけに、ぜひ食卓で「胡椒」を活躍させてくださいね。
(美容・健康ライター Nao Kiyota)