昨年8月に「でんぱ組.inc」を脱退した最上もがが2月25日、自身のツイッターで「2月25日!29歳になりました!ありがとうございます。二十代最後!」と誕生日のメッセージを掲載。これまで「年齢未公表」とされてきたが、自らその禁を破って実年齢を公表した。
「これまでも『20代前半よりは30代前半に近い』と発言していましたし、でんぱ組に入る前には別名義でDVDもリリースしていることから、熱心なファンは最上の実年齢を把握していました。ただアイドル分野はある意味ファンタジーが通用する世界で、ファンのほうでも年齢について触れないのがお約束。それをあえて自分からさらすとは、何か裏があるのではないかとの憶測も呼んでいます」(アイドル誌のライター)
今回の告白については、年齢未公表を徹底するでんぱ組との決別を強調するためとか、不仲だったメンバーに年齢公表のプレッシャーをかけるための策略といった憶測もなされている。そのなかで、年齢公表には具体的な目的があるとの観測もあるようだ。
「そもそも最上は脱退後も同じ事務所に所属し続けており、でんぱ組にとってマイナスになることをするはずがありません。その彼女が年齢を明かしたのは、お酒のCMに出るためではないでしょうか。酒類のCMは規制が厳しく、出演者は当然、20歳以上に限定。いくら最上の見た目が明らかに大人とはいえ、年齢未公表を徹底しているうちは出演できないのです。でんぱ組では夢眠ねむがJINROマッコリのCMに出演していますが、彼女は美大卒を公表しているので、これが“20歳以上”の根拠になります。それに対して学歴を明かしていない最上は、自ら年齢をカミングアウトする必要があったのでしょう」(CM事情に詳しい業界関係者)
ちなみにでんぱ組では15年12月、全員で出席したイベントの席上、夢眠が「みんなでお酒のCMでもやりたい」と提案し、最上が「(年齢を)公表してないからダメだよ」と返す場面もあった。そこで示した制限を今回、最上は自らクリアしたのかもしれない。
(金田麻有)