昨年、事務所移籍を発表した女優の井上真央が、今夏公開予定の映画「焼肉ドラゴン」に出演する。
同作は、岸谷五朗主演映画「月はどっちに出ている」やビートたけし主演映画「血と骨」などの脚本家として知られる鄭義信氏が、監督として初挑戦する作品だ。「焼肉ドラゴン」は2008年に舞台として初上演され、読売演劇大賞の大賞と最優秀作品賞、朝日舞台芸術賞グランプリ、紀伊国屋演劇賞など数々の賞を総ナメにしている。
井上が演じるのは、焼肉店一家の次女・梨花。今作に対し井上は「国境や血の繋がりを越えて、運命を共にすると決めた家族たちの覚悟や、理屈ではない愛がたっぷりと詰まった」物語であり「忘れることのできない作品」と感想を述べている。
「井上にとって2年ぶりだった主演ドラマ『明日の約束』(フジテレビ系)は、一部視聴者からは高評価だったものの、平均視聴率5.7%と振るいませんでした。このドラマの前には、長年付き合い結婚まで考えていたといわれる嵐の松本潤とも、彼の不貞疑惑発覚で破局してしまった。そのショックから引退も囁かれていましたが、映画出演と聞いてファンも一安心というところでしょう。今回の映画は、舞台で何度も再演され高い評価を得た作品。これがヒットし、井上の演技が再評価されれば、女優としての自信につながるんじゃないかと思います」(芸能ジャーナリスト)
演技力には定評のある井上。今作品が井上にとって、さらなる成長の起爆剤となってほしいものだ。