パソコンでの業務やスマートフォンの操作など、「うつむき姿勢」を長時間続けるデスクワークが多い女性は、首のうなじ部分(首の後ろ中央)がこる「うなじ首こり」に悩まれやすいといわれています。これを放置しておくと、全身に影響を及ぼしてしまうようです。そこで、稲毛病院・整形外科/健康支援科部長の佐藤務さんに、うなじ首こりのセルフチェック法をうかがいました。少しでも違和感を覚えたら、首周りがこり固まっていないか、早めにチェックしましょう。
■うなじ首こりチェック法
1.アゴを上げ、上を向いて首を反らせる
※無理せず、ゆっくりと上げます
2.左下に向かって首を使いながら頭をゆっくり移動させる
3.アゴを引き、真下まで回す
4.右上に向かって回転させ、最初の位置まで戻る
このように、ゆっくりと首を一周回し、とくに上を向くときに首から上肢にかけて違和感があれば、うなじ首こりの可能性があるそうです。
また、ドライアイ対策で目薬をさす動作や、風邪・インフルエンザ予防のうがい、美容院のシャンプー台やうつ伏せで読書をする姿勢などの日常動作も、上を向くときに首に負担がかかるため、注意が必要です。動作中に違和感があれば、「うなじ首こり」の可能性があります。
頭痛や腕の痛み・だるさが、重症化へのサインだそう。不調やだるさが全身に及ぶ前に、また重症化する前に、首への負担を減らして対処したいですね。ぜひ首周りに違和感がないか、セルフチェック法で確認する習慣をつくってください。
(美容・健康ライター Nao Kiyota)