おにぎりは、具材を工夫することでダイエットメニューに早変わりします。なぜなら、主食のお米にミネラル・ビタミン・たんぱく質が摂れる具材を入れたおにぎりは、栄養バランスに優れた食べ物だから。脂質を摂り過ぎることもありません。また、おにぎり1個のカロリーを覚えれば、食事のカロリー計算が簡単であることもダイエット向きな理由です。カロリー計算ができれば、効率よく、ストレスを感じずにダイエットを成功させることができますからね。
とはいえ、自由に食べたいだけ食べていては、スリムにはなれません。そこで、「おにぎりダイエット」を成功へと導く、2つのポイントをご紹介します。
■「定期的に」必要な個数のおにぎりを食べる
ルネサンス事業サポート部シニアエキスパートの安藤誉さんによると、日々食事制限や運動をしているのになかなかダイエットの効果が出ない大きな理由の一つは、日々の食事量と回数がきちんと安定していないことなんだとか。食事量や回数にばらつきがある食生活を送っていると、必要以上に食べた摂取カロリーが体脂肪として蓄積されてしまったり、食事と食事の間隔が空き過ぎることにより代謝が落ちてしまったり、痩せにくい体質になる可能性があるそうです。
おにぎりで定期的に適度なカロリーを摂り、しかも、エネルギー源である炭水化物を極端に制限しないことが、おにぎりダイエットの魅力の一つ。だからこそ、空腹感というダイエット時のつらさを抑え、健康的にダイエットを続けることが可能なのだそうです。ちなみに、全農のHPでは、自分にあった日々の「おにぎりの量」を知ることができますよ。
■具材の工夫で栄養バランスを整える
具材を工夫することで、ダイエット効率を高めることが可能です。「鮭」や「豚のしょうが焼き」などは、筋肉をつくるたんぱく質を摂るのにオススメだそうです。また、「カレーピラフおにぎり」や、「レーズンとパセリの玄米おにぎり」は代謝を高めるビタミン補給に、ミネラルを摂取するには「梅干し」や「桜えびと青のり」のおにぎりなどがオススメだそう。毎日おにぎりだと飽きてしまうという人も、具材を変えながら栄養バランスを整えれば、ストレスなく続けることができますね。
最後に、おにぎりの工夫で食生活を整えたら、運動も忘れずに。食事で代謝を上げ、運動で脂肪を燃焼させることで、「おにぎりダイエット」を成功へと導いてくださいね。
(美容・健康ライター Nao Kiyota)