この春でキャスター歴9年目に突入するNEWS・小山慶一郎。視聴者が抱く“漠然とした不安”をストレートな言葉にし、賛同の声を集めている。
3月17日の「NEWSな2人」(TBS系)に経済評論家の鈴木貴博氏が出演。「将来、AIによって奪われていく仕事」について解説した。鈴木氏によれば、“2030年には裁判官や医者の仕事がAIに代わる”というのだが…。
「すでにアメリカでは人工知能に裁判をさせる実証実験が行われているそうです。それに対し、NEWS・加藤シゲアキは『裁判って、微妙なラインというか、情状酌量とか』と、人情に取って代わる判決がAIに下せるのかと疑問を呈しましたが、それも鈴木氏によれば『人工知能の場合は赤外線カメラで、血管の動きまで見えますから、本当のこと言っているとか、嘘ついているとか、わかりますよね』と。つまり、人間よりも高度な情報処理を行えるAIに裁かせたほうが、より正確な判決を下せるというわけです。続いて、医者が必要なくなるという予測については、『人工知能が過去の膨大な論文から病気を診断してくれるようになります』と解説していました」(テレビ誌ライター)
これらの話を総括して、NEWS・小山慶一郎は「心の温かさはどこにいくんだろう」とAIが支配する未来に対する不安を口にした。
「えん罪や不治の病がなくなるというのならば、それは理想的な世界になるはず。しかし、ネット上でも『AIまじ気持ち悪い。人間が生きてる意味なくなる』『ほんと温かみのない未来だね。人の温もりとか大事だと思うけど』『AIに支配されるなんて、寂しい世の中になってしまう』と小山に同調する声は多いのは、率直にAI社会に対する“嫌悪感”があるからでしょう。小山は以前、同番組でNEWSの活動危機に直面した際に『自死を考えたことがなかったかと言えば嘘になる』と爆弾発言するなど、センシティブな一面が見られます。こうした人の“心”を掴み、視聴者の共感を得る小山のコメント力はさすがです」(前出・テレビ誌ライター)
人の温もりの大切さを誰よりも実感しているようだ。