1月21日のライブを最後にアイドルグループ「ももいろクローバーZ」を卒業した有安杏果が、誕生日の3月15日にツイッターとインスタグラムのアカウントを開設した。有安自身は芸能界を引退すると宣言しており、ももクロメンバーとしての公式ブログは誕生日をもって削除。その直後のSNS開設とあって、「普通の女の子になりたかったんじゃないの?」との批判も数多く寄せられているようだ。
だが古くからももクロを知るアイドル誌の編集者は、有安のアカウント開設について「やはりツイッターを始めたな」というのが正直な印象だと指摘する。
「ももクロのメンバーは誰一人として、若者にとって必須のコミュニケーションツールであるツイッターをやっていないのです。インスタグラムに関しても、玉井詩織が昨年6月4日に始めたのが最初で、リーダーの百田夏菜子は今年の2月3日、高城れには3月9日と、ごく最近。佐々木彩夏に至ってはいまだにアカウントを持っていません。以前から運用しているブログも更新頻度は月に1~3回に過ぎず、高城の月7回が多く見えるほど。このようにSNSに背を向けているももクロのほうがよっぽど特殊なわけです」
そう考えると、有安のアカウント開設は、芸能界を引退して「普通の女の子」になる当然のプロセスだということもできそうだ。だが有安が本当の意味で「普通の女の子」になるためには、まだある要素が足りないというのである。
「有安のアカウントではツイッター、インスタグラムともに、自分からのフォローはゼロのままです。SNSをコミュニケーションに使うなら友人や著名人をがんがんフォローするはず。現状のフォローゼロは典型的な告知アカウントのやり方であり、その意味で有安はまだ芸能人として振る舞っているも同然ですね。もちろん“元芸能人”としてプライベートを完全にさらすわけにはいかないでしょうが、日藝の写真学科を卒業しているなら尊敬するカメラマンをフォローするくらいのことはしてもいいはず。このままではすぐに芸能界に復帰するつもりだろうと、痛くない腹を探られる羽目になりますよ」(前出・アイドル誌編集者)
果たして栄えある「有安のフォロワー第一号」になるのは誰なのか。ももクロを卒業しても、彼女の行動はいろいろと注目を浴び続けているようだ。
(金田麻有)