3月25日放送の「西郷どん」(NHK)第12話が反響を呼んでいる。
この日のサブタイトルは「運の強き姫君」。北川景子演じる篤姫が、西郷吉之助(鈴木亮平)や幾島(南野陽子)の計らいによって、将軍・家定(又吉直樹)との婚儀がやっと正式に決定するという内容だった。さらに安政の大地震が起き、篤姫が家定との間に子を授かることができないと知って心を痛めている吉之助は、篤姫から「公方様も、お父上もいない遠か国に、このまま私を連れて、逃げておくれ」と本音を吐露され「わかいもした。どこまででん篤姫様をお守りして、どげな遠かところまででん、お供つかまつりもす」と答えるも、その答えを聞いた篤姫に「ありがとう‥‥西郷、もうよかとじゃ。御台所となるこの体、よう守ってくれました」と返され、プラトニックな悲恋にピリオドが打たれるという、史実にはないドラマが展開されたのだ。
「ネット上では『篤姫と吉之助のプラトニックラブに泣ける』『吉之助の言葉を胸に嫁ぐ篤姫が切ない』といった声と同時に『北川景子はいい女優に成長した』と感心する声が続出しているようです。北川はこれまでに何度もドラマや映画でヒロインを務めてきましたが、悲しいかな演技派と呼ばれることはありませんでした。しかし今回の篤姫によって、北川は間違いなく演技派と呼ばれるようになることでしょう」(女性誌記者)
可憐でまっすぐだった篤姫が、家定との結婚によってどのような変貌を遂げるか、北川の演技に注目したい。