フランス人の夫を持ち、3人の子供を育てている元フジテレビアナの中村江里子が3月23日にブログを更新。長女の二重国籍について触れ、将来の国籍選択について「今から考えるだけで動悸がしてきて、胸が苦しくなって…涙が出そうになります」と綴った。
ただ中村自身は最近になってから急に、二重国籍について思いを巡らせるようになったわけではないようだ。このブログでも「これまでに何度か子供たちと国籍選択について、難しくなく、日常のおしゃべりの中でなんとなく話していた」と明かしている。ただそこに続く文章に、気になる記述がある。海外在住経験を持つライターが指摘する。
「中村は子供たちに対して『こんなに難しい選択をあなたの子供たち(つまり孫たち)にはさせたくないから‥ってママは思っているのよ』と語っていたそうです。中村の言う“難しい選択”とは国籍選択のことですから、孫にその選択をさせたくないということ。それはすなわち“孫には二重国籍にならないでほしい”という意味になるはずです。しかし中村の子供が二重国籍でいるのは、中村自身が国際結婚をしたから。それなのに自分の孫には二重国籍でいてほしくないというのはダブルスタンダードではないでしょうか」
ただ中村のブログを深読みすると、別の意図も読み取れそうだ。というのもフランスでは二重国籍を認めているが、日本では認めていないため、中村の子供たちは日本の法律に従って国籍を選択する必要がある。つまり中村は「日本も二重国籍を認めてほしい」ということを言いたかったのではないだろうか。
「仮にそうであれば、中村の長女が国籍選択について『多分、フランスかも』と答えた点に疑問が生まれます。中村は子供たちと国籍選択の会話をしてきたわけですが、その会話を通じて長女がフランスを選んだのであれば、中村が『日本は二重国籍を認めていないから』と暗に諭していたのかもしれません。しかし国籍選択はあくまで本人の意志の問題ですから親が誘導するものではないはずです」(前出・ライター)
中村が今回アップしたブログ記事のタイトルは「日本人でいいなあ~~~」。しかしブログの内容から、その思いは読み取れなかった。
(白根麻子)