算数の図形問題ができる子に育てるためには、どうすればいい?

「算数だけは、とくに図形は、自分では教えられません」

「私が苦手なので、子どもが頑張れるのか心配です」

「うちの子、計算はなんとかなりそうですが、図形は無理そう…」

 塾の現場でお母さんたちからのご相談を受けていると、このような「算数」の「図形(平面・立体共に)」に関する悩みがとても多いです。そこで、図形問題が得意になるには、幼児期にどんな風に過ごせばよいのか、図形が大好きな子どもたちの経験談をもとにお伝えします。

■立体・平面パズルや数に触れる経験をたくさん積ませる

 算数好きな子どもたちは、「小さい頃パズルが大好きだった!」と伝えてくれることが多いです。実際に触って、動かして、裏側まで覗き込んで、立体や平面の形をさまざまな方向から眺めたことがある子どもたちは、文章題でもしっかり図形をイメージすることができます。そして、わからない問題に出合ったときには、時間を惜しまずさまざまな方向からみた図を書いてみたり、紙を持ち出して同じ形を作ってみたりすることも。実際にモノに触れて感じる経験は、大きくなってからもセンスやイメージ力として、その子の力になっていくのです。

■図形のイメージを具体化させるために、お絵描きも大切

 図形問題が大好きな子どもたちは、総じて図形を「描くこと」も上手いです。ヒントとして描かれている図形を、別の角度から見た形にしたり展開図にしてみたり。自由自在にイメージできるということは、目の前に映像として落とし込むことができているということ。本当にイメージできているかどうかは、絵を描かせるとわかりやすいですよ。ですから、小さなときから直方体や立方体、円柱や三角錐などを楽しんで描く「お絵描き」の時間を、ぜひつくってあげてください。描くことでイメージがより具体的になり、思考が進んでいくようになります。

■図形問題に対するマイナスイメージを与えず、自信と意欲を持たせる

 一番根幹の部分で大切なのは、「考えれば、きっとできる!」「今までもできた!」「もっと難しい問題にもチャレンジしたい!」という、自信や意欲を持っていること。周りの大人が「図形は難しいんだよ~」と、マイナスのイメージを与えてしまうと、挑戦しようとも思えず、何もしないうちから苦手意識でいっぱいになってしまいます。「図形って楽しいね」と、子どもと共に楽しみながら、さまざまな経験をたくさん積ませてあげてくださいね。

(Nao Kiyota)

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