3月29日発売の「週刊文春」が「好きな俳優」「嫌いな俳優」2018を発表。同誌メルマガ会員による投票の結果、嫌いな女優の1位は泉ピン子だった。
泉は現在70歳。歌謡漫談家としてデビュー後、ワイドショーのレポーターとして活躍。その後女優業を本格化させ、1983年から放送されたNHK連続テレビ小説「おしん」に出演。同作の脚本を担当した橋田壽賀子氏から高い評価を受け、以降、橋田作品に多数出演し大物女優へと躍進した。
記事では、嫌いな女優の「もはや殿堂入りとしたい気もする」と紹介された泉。「いつも威張ってる」「大物女優とは樹木希林や吉永小百合のことを言うのであって、泉ピン子はただの大口女優である」など、メルマガ会員も厳しい審判を下した。
威張っている……その最たる例が、2018年2月12日に放送されたバラエティ番組「しゃべくり×深イイ最強の独身女SP」(日本テレビ系)に出演した女優・江口のりこの口から語られた。
江口は23歳のとき、ドラマで泉と共演。収録時、3日ほど寝ていない状態だった江口は、急遽増えたセリフがなかなか覚えられない。1時間くらいNGを連発した後、泉から「声が小せぇんだよ」と怒鳴られてしまったという。
まさに「いつも威張ってる」と泉を評したメルマガ会員の指摘通りだ。しかし、この話には続きがあった。
その後、「あんたがNGをたくさん出したから怒ったんじゃない。あんたがあのとき、自分に負けていたから怒ったんだよ」と泉に言われたことを、江口は明かしたのだ。江口は最初、泉の言葉の意味がわからなかったらしいが、後々、怒られてよかったと感謝しているという。
「17年9月18日に放送された『結婚したら人生激変!○○の妻たち』(TBS系)に出演した泉は、終活として過去のトロフィーや賞状を処分したことを明かしました。自分が死んだ後、夫はそれらを捨てられないだろうから……というのが理由でした。仕事もプライベートも、案外、相手の身になって考えられるタイプかもしれません」(テレビ誌記者)
来年のランキングでは、嫌いな女優の1位から抜け出せるか!?
(石田英明)