「冷えは万病のもと」といわれることがありますが、生理痛や生理不順も冷えが原因の場合があるというのをご存知ですか? アピア均整院の代表松岡博子さんの著書「『冷え』の悩みを瞬間リセット! あたため美人生活」(インプレス刊)によると、骨盤内の臓器が冷え、生殖器が冷えることで生理不順や生理痛が起こることがあるのだそうです。
また、医師の渡邉賀子さんの著書「オトナ女子のためのホッと冷えとり手帖」(主婦の友社刊)によると、生理周期に合わせて体温が変化するように、骨盤も一定のリズムで開いたり閉まったりするのだとか。血液の排出を促すため、生理の日に向けて体温が上がるとともに徐々に骨盤は緩み、生理が始まると開きます。そして、生理が終わると閉まっていきます。
体が冷えると骨盤もギュッと閉まります。そうなると骨盤の動きが緩慢になって生理のリズムが狂い、体の不調となって表れます。なので、生理中も生理前後も健やかに過ごすには、生理のリズムを狂わせないような骨盤の動きをサポートする体操を行うとよいとされています。その方法としては、生理の2~3日前には足首を外側に回す、生理中は足首は回さず静かに呼吸する、生理の3~5日後は足首を内側に回すとよいそうですよ。
ボディワークプロデューサーkyoさんの著書「いつまでも美しくいたければ女は骨盤を立てなさい」(日本文芸社刊)では、骨盤と骨盤底筋が若返り、トラブルが解消するという骨盤マッサージが紹介されています。例えば、硬めのクッションにまたがって股間を押しつけながら、骨盤を前後に動かしたり、8の字を描くように動かしたりします。
生理痛に悩んだり生理不調を感じたりしている人は、普段から骨盤を意識して、これらの体操&マッサージを試みるとよさそうですね。