昨年行われた衆院選で、見事4選を果たした自民党の小泉進次郎議員。選挙活動の際に着用していた横須賀発祥の“スカジャン”姿で辻立ちしていたことは記憶に新しい。地元横須賀を愛する気持ちが伝わってくるが、兄の俳優・小泉孝太郎も“横須賀愛”に関して負けてない。
2016年10月4日に放送されたバラエティ番組「スターが開店! 淳&ブラマヨのおしゃべり商店街」(フジテレビ系)に孝太郎は出演。地元横須賀のグルメを語ったが、その中で青春時代の味として紹介したのが“ポテチパン”だった。
「ポテチパンは、横須賀発祥のご当地パンです。今から50年ほど前、菓子問屋が大量のポテトチップスを破損させてしまいました。使い道がないので、地元のパン屋に相談したところ、ポテチをパンの具材として使うことでポテチパンが誕生したのです。当時は複数のパン屋がポテチパンを作っていましたが、今では番組で紹介された中井パン店のほか、ワカフジベーカリーなど限られています。基本的にはザク切りキャベツと砕いたポテチをマヨネーズで和え、パンに挟むというスタイルです。キャベツとポテチの相性がよく、一度食べたら止まりません」(グルメ雑誌のライター)
番組で孝太郎は「学校の購買部でも売ってたんですよ。学校の友だちもみんな、しょっちゅう食べていました」と当時を懐かしむ。しかし、MCのお笑いコンビ「ロンドンブーツ1号2号」の田村淳は「すげぇアイデアだなって感じでもないけど……」と評価は低め。でも実際に食べてみると、淳は「あ、うまいね。うまいよ!」と笑顔で絶賛。孝太郎も「ありがとうございます」と満足げだった。
進次郎のスカジャンと比較すると地味なポテチパンだが、孝太郎らしさが伝わる逸品だ。
(石田英明)