4月11日より日本橋高島屋で開催された「羽生結弦展」。初日には2000人の来場者が店の外まで並んだと話題になっていたが、大混雑はその後も続いていたという。
「後半は少しは落ち着いたようですが、それでもファンの多い主婦層が自由に動ける午前中から午後3時くらいまでと、OL層が来場する午後5時以降は混雑していたようですね。特に昼間は8階の会場まで階段にずらりと人が並び、会場に入るまでに数時間待ちはざら。なかには子どものお迎えがあるからと2時間以上並んだあげく、列を離れて帰宅せざるをえない人や、会場へ到達したもののゆっくり見られないだけでなく、なかなか前に進めず、やむなく途中で帰らねばならない人が続出したようです。
さらに、グッズが軒並み完売していて不満の声が出ているようですね。特に不満が続出しているのは、羽生選手の衣装を着たキューピー人形が即完売してしまったことでしょう。イベント初日からすべての限定品をグッズ売場に並べてしまうやり方に憤る声もネットで散見されます。初日に転売業者が入り込み、制限はあってもいくつも買い占めて3200円のものがネットで6万円で売られているといいます。そんなことは想定できたのだから、レアものの限定品にせず、受注生産にして抽選やネットで販売すべきだったという声も多く聞かれました」(スポーツライター)
日本橋高島屋では4月23日に展示を終了したが、4月25日からは大阪の高島屋で開催。さすがに日本橋店での騒ぎにこりたのか、すでにHPでグッズの抽選方法や開店前に並ぶ客への入口の案内や会場についての紹介の情報を流している。さらに、完売で不満が噴出しているキューピーとキャンバスアートのグッズについては9月以降のネット販売を決定したようだ。高島屋も客商売。サービスのために開催した羽生結弦展でお客様に恨まれるようなことになったらいけないと、苦労を強いられているようだ。
(芝公子)