大河ドラマ「西郷どん」(NHK)で、主人公の西郷隆盛(鈴木亮平)と深い友情をはぐくむ福井藩士・橋本佐内を熱演している風間俊介。
風間といえば、同期の生田斗真と肩を並べるジャニーズ俳優部門の2トップ。入所2年後の16歳のとき、「3年B組金八先生」(TBS系)第5シリーズで狂気に満ちたウラの顔を持つ中学生を演じて、役者としての転機を迎えた。
「中学生だったジャニーズJr.のころは、山下智久、斗真とともに歌って踊るアイドルでした。ところが高校受験のために芸能活動を休んでからは失速。それが、俳優業一本に絞る決意に繋がったそうです。2012年には、朝の連続テレビ小説『純と愛』(NHK)で主役級に。そして、今回の大河。NHKの国民的連ドラの朝と夜を制した数少ないジャニーズです」(テレビ誌ライター)
アイドル色が濃い事務所のなかで、風間のポジションは独特。福祉番組「ハートネットTV ブレイクスルー」(NHK教育)の司会を務め、その関連で平昌パラリンピックの開会式、閉会式、現地レポーターを務めた。
そんな風間の人間性を形成しているのは、なんとディズニーランド。現在、東京ディズニーリゾートの1日に密着した特別番組「Where dreams come true ~東京ディズニーリゾートで生まれる素敵な物語~」が全国で順次放映されているが、これは、20年の芸能生活でもっともやりたかった仕事だったようだ。
「彼は小学5年生からディズニーリゾートの年間パスポートを買い続けているマニアなんです。アトラクションを楽しむのではなく、好きな雰囲気のなかで小説を読むという変わった過ごし方です。パーク内を熟知しており、共演者やその家族、友人までをもナビゲートして、楽しませているそう。もはや、“浦安の番長”といっても過言ではありません(笑)」(アイドル誌ライター)
残念ながら「西郷どん」ではそのマニアっぷりが活かされることはなさそうだ。
(北村ともこ)