長澤まさみ主演の月9ドラマ「コンフィデンスマンJP」(フジテレビ系)の第3話が4月23日に放送され平均視聴率が第2話の7.7%から9.1%にジャンプアップした。初回は9.4%だったことからV字回復したと言えるだろう。
物語は、天才詐欺師のダー子(長澤)と、小心者のボクちゃん(東出昌大)、変装の達人のベテラン(小日向文世)がチームを組み、悪徳富豪から大金を巻き上げるというもの。1話完結で、江口洋介や吉瀬美智子、石黒賢など回ごとのゲストも多彩だ。
また、騙す相手に合わせて、ダー子が変じる女ツボ振り師やCA、謎の中国人などの七変化も見どころの1つだろう。視聴者からは「まさみちゃんのブッ飛んだ演技が面白い」「長澤まさみさんの頑張りにハマってきました」「ダー子は大阪のおばちゃんかと思っていたらまさかの中国人バイヤー。このうさん臭さが最高」など好評だ。
今作が視聴率を取り戻せた理由を、テレビ誌のライターに分析してもらった。
「これまでの月9と違い、1話完結なのが1番の理由です。初回は“とりあえず見てみる”という視聴者が多く、1話でコケればその後は下降をたどる。今作は、1話の評価が芳しくなく2話はダウンしてしまいましたが、“面白かった”と高評価でした。それで、視聴者が増えたのだと思います」
確かに、番組の感想欄には「コミカルで、テンポも早く面白い」「週明けに肩がこらずに見られる。見ていて笑えるし、殺人の血を見るよりいい」「騙しの手口や展開に色々バリエーションがあると分かって超面白かった!」など、気を張らずに単純に笑えるストーリーがウケているようだ。