俳優で歌手のディーン・フジオカが連ドラ単独初主演を務める「モンテ・クリスト伯-華麗なる復讐-」(フジテレビ系)。フジオカ扮する冤罪で投獄された柴門暖が、出獄後に復讐するターゲットのひとり、南条幸男を演じているのが関ジャニ∞・大倉忠義だ。そんな大倉は約11年前に出演したドラマがトラウマになっているという。
「2007年に放送されたTOKIO・長瀬智也の主演ドラマ『歌姫』(TBS系)です。長瀬は映写技師・四万十太郎、大倉は民宿で働く大学生のジェームス太郎を演じました。トラウマになったのは2人が泣くシーン。リハーサルで号泣できた大倉が、本番でまったく泣けなくなったんです。まだドラマに不慣れだったのでリハで泣きすぎたのでしょう」(テレビ誌ライター)
後輩で経験値が浅かった大倉と違い、長瀬はOKテイクが出るまでの5回すべてで、本気の涙を流してみせたという。
「クランクアップした日の夜、大倉は長瀬に電話を入れて『すいませんでした』と謝罪しました。すると長瀬は『おまえの演技、超よかったよ』とホメることで、後輩を安心させたのだとか。以来、大倉は長瀬に絶大な信頼を寄せるとともに、頭が上がらないそうです」(前出・テレビ誌ライター)
連絡先を交換した2人は同作の撮影期間中に「ごはんに行こう」と約束。実現はしなかったが長瀬は大倉に電話をかけている。「今なにしてんの?」と聞くと、「今、1人でバーで飲んでます」と答えた22歳の大倉に、長瀬は改めて“不思議ちゃん”のイメージを抱いたという。そんな大倉も、まもなく33歳。関ジャニのなかではいまだに不思議キャラだが、長瀬への感謝の気持ちは薄れていないに違いない。
(北村ともこ)