近頃、電車利用のエピソードを明かして“庶民派アピール”するタレントが多いが、ネット上にはそんな風潮に首をかしげる書き込みが満載だ。
まず、記憶に新しい“電車アピール”を発信したのは元SMAPの草なぎ剛。2018年4月に出演した「7.2 新しい別の窓」(AbemaTV)で、舞台の稽古へと赴く際に「行きも帰りも東急東横線に乗ってます」などと告白し、ユースケ・サンタマリアら共演者を驚かせた。
女優の川口春奈は、4月18日に何の変装も施すことなく電車に乗っている様子を収めた写真を自身のインスタグラムへ投稿し、「人気女優が普通に電車にいるぞ」「気取らない感じが好感持てます!」などとポジティブな反響を得ている。
「川口の例のように、芸能人の“電車乗ってます”アピールは好感度アップに繋がりやすいのですが、嵐の櫻井翔が映画『ラプラスの魔女』初日挨拶で話した電車で寝過ごしたエピソードには『他の乗客で櫻井を見たという投稿がない』『本当に乗ってるか怪しいなこれ』『なんか櫻井だけ嘘っぽい』といった懐疑の目が向けられました。また、芸能人の電車話が相次いでいるためか、ネット上では『いつから電車は庶民派アピールの道具になったんだ?』『仕方なく乗ってる人が大半であり強調するようなことではない』などの声も続出。今後、芸能人が電車話をするときには川口春奈のような“物的証拠”が必要になるでしょうね」(テレビ誌ライター)
そもそも「なぜいちいち報告するんだ?」との指摘もあり、中途半端な話題作りとして電車利用をアピールするのであれば、黙っておいた方が無難なのかもしれない。
(木村慎吾)