当事者である日本大学アメフト部の内田正人前監督が心身の疲労を理由に入院し、さらに混迷の度合いを深めている「危険タックル問題」。各メディアで報道合戦となる中、女優の真矢ミキが「イラついて眠れなかった」との怒りを露わにした。
5月24日放送の「ビビット」(TBS系)では同番組のMCを務めている真矢が「率直には腹立たしかったです」とコメント。眠れなかったことで目の下にクマができたと語り、スタジオを和ませる場面もあった。その真矢に限らず今回の事件では、ふだんアメフトに興味のない女性からも大きな関心が寄せられているという。
「午前中の情報番組でもトップで取り上げられていることもあり、女性層の関心は強いようです。しかも加害者である日大の選手が一人で記者会見に臨んだ姿を見て、『あれが自分の息子だったら‥‥』と母親たちから大きな同情を集めていますね。自分の子供や親せきが日大に通っているという家庭はものすごく多いので、とても他人事とは思えないのです」(女性誌ライター)
さらに、事件の概要が明るみに出てくるにつれて、アメフト競技で発生した事件にも関わらず、女性たちが我が事のように実感しはじめているというのだ。
「内田正人前監督による会見ではなんら真実は明かされず、しかも司会の日大職員は記者を恫喝。これを見た女性たちは、この事件の本質は『ハラスメント』なのだと実感しました。女性は常に性的ハラスメントにおびえており、職場ではパワハラの被害に遭いやすい存在。そのため今回の件について『似たようなことが自分の職場であったら‥‥』『PTAでも同じようなことが起こりそう』などと、とても他人事には思えなくなっているのです」(前出・女性誌ライター)
権力は必ず腐敗する。世の女性たちはその格言を敏感に感じ取っているようだ。
(白根麻子)