5月22日に日本記者クラブで会見を開いた悪質タックルにより関学大QB選手を負傷させた日大・宮川泰介選手。20歳の大学3年生である宮川選手は「顔を出さない謝罪はない」との理由で顔を出し、氏名を公表して会見に臨んだ。「たとえ監督、コーチに指示されたとしても自分自身が『やらない』という判断をできず、指示に従ってしまった自分の弱さが原因」と自分の言葉で謝罪。これにネット上では「自分が悪いってことをしっかり言っていたのに涙が出る」「やってしまった事は許されないが、とても立派だと思う。 どうしても母の様な気持ちで見てしまうから涙が止まらない」など多くの人々の心を揺さぶった。
また、この日の会見では「NEWS ZERO」(日本テレビ系)でキャスターを務める小正裕佳子アナにも注目が集まったようだ。
小正アナは会見で宮川選手にまず「ご自身にとってアメリカンフットボールというのはどのような存在か」と質問。宮川選手が「初めてのコンタクトスポーツとして高校時代から始め、楽しいスポーツだと思い熱中していたが、大学に入って変わってしまった部分がある」と答えると「気持ちはどのように変わったのか」「それはどうして」「今後はどのように過ごしていくことが望ましいか」など、抽象的な質問を矢継ぎ早に投げかけたのだ。
「ネット上では『今する質問じゃない』『ニュースゼロは脳みそゼロ!』といった怒号が飛び交っていたようです。中には『東大卒とは思えない』『そういう質問は情熱大陸でしろ』といったツッコミまであったのだとか」(女性誌記者)
結果として宮川選手から「アメリカンフットボールを今後、僕は続けて行くという権利はないと思ってますし、この先アメリカンフットボールをやるつもりもありません」という言葉を引き出したが、他社の記者や視聴者には不快感を与えてしまったようだ。