2015年も残りわずか。今年も数々のドラマが放送され、多くのヒロインが登場した。
いちばんブレイクした女優といえば、土屋太鳳だろう。NHKの朝ドラ「まれ」の主役としてお茶の間に知られ、終了後、すぐに「下町ロケット」(TBS系)に出演。主人公の娘役として、今年の民放連ドラで最高の視聴率を叩き出すまでの人気に、大きく貢献した。
「朝ドラらしい“健康的な女の子”のイメージを最後まで貫きました。視聴率は伸び悩みましたが、彼女の女優としての伸びしろはまだまだたくさんあります。今後、どこかで女らしい役どころを迎えることになりますが、そこでもうひと皮剥けるかどうかに注目です。共演した清水富美加のバラエティでの活躍も見逃せません」(テレビ誌ライター)
上半期に話題をさらった女優が広瀬すずだ。
「『学校のカイダン』(日本テレビ系)で見せた涙ながらのスピーチで、彼女をインプットした人も多いのではないでしょうか。多数のCMに出演し、映画『海街diary』では四姉妹の末っ子を好演。この年末には報知映画賞と日刊スポーツ映画大賞で新人賞を受賞しました。今後が楽しみな逸材です」(映画雑誌編集者)
未年の今年、見事な活躍を見せたのが吉田羊だ。
「『ウロボロス~この愛こそ、正義。』、『ドS刑事』、『恋仲』、『コウノドリ』。4クール連続で連ドラにレギュラー出演は快挙。ほかにも出演映画が4本公開、出演CM9本。大躍進の1年だったといえるでしょう。吉田は個人事務所で、二人三脚でここまで引っ張ってきたマネージャーの手腕も、業界では注目されています」(テレビ番組制作会社関係者)
2016年は彼女たちのさらなる飛躍、そして新しいブレイク女優の誕生に期待だ。