誰もが予想していなかったほど大ヒットとなった深夜ドラマ「おっさんずラブ」(テレビ朝日系)。6月2日に最終回を控え、ネット上には「見たいけど見たくない」「エンドレスで牧春を見てたいよー!」「死の宣告を待つような気分」「最終回のこと考えすぎて仕事を休むほど体調崩した」「ロスが怖くて今から怯えてる」など、期待と喪失感で入り乱れた心の叫びが数多く書き込まれている。
5月29日にはテレビ朝日の定例会見が行われ、深夜枠ドラマのため視聴率に大きな動きはないものの、SNS、見逃し配信、視聴者窓口には「予想を超える大きな反響がある」と角南源五社長がコメント。見逃し配信をしている動画配信サービス「ビデオパス」では、再生数が国内ドラマランキング1位、台湾や香港の配信サービスでも日本のドラマの中で再生数トップだというから驚きだ。
しかし、現時点では映画化や続編について「今のところその予定にはなっておりません」と亀山慶二専務が発表したため、OL(おっさんずラブの略語)ファンの間では、もっと視聴者窓口に連絡し、映画化や続編を望む熱い思いを伝えようという動きにまで発展しそうなのだという。
「亀山専務によると、深夜枠であることや録画視聴を考慮しても視聴率は8%に及ばず、あまりいい成績ではないとのこと。さらにネット上での評価には感謝の言葉を述べましたが、やはり高視聴率を獲得しなければ映画化や続編の制作は難しいのかもしれません」(テレビ誌ライター)
田中圭演じる流されがちな春田、林遣都演じる責め好きな牧のハッピーエンドを願う牧春ファンこと“牧春民”はロスを嘆くだけでなく、本当に映画化や続編のために動き出すかもしれない。