働く女性にとって、時間は貴重ですよね。メイクを落とすクレンジングだって、できれば手早くパパッと終わらせたいものです。事実、資生堂が実施した「働く20-30代女性の『新生活とメイク』に関する調査」で、働く女性の3割はクレンジングに30秒程度しか時間をかけていないことが明らかになりました。
しかも、誰に教わるわけでもなく「なんとなく自己流で」行っている人が22.5%も! 確かに、クレンジングは教わるようなことではないと思う気持ちもわからないでもないですが、調査の結果をみると、クレンジングがあまりにも“雑”になっているようです。
美容皮膚科医で銀座ケイスキンクリニック院長の慶田朋子さんによると、クレンジングのポイントは、ていねいにオイルクレンジングをすることなんだとか。オイルクレンジングは、こすらずに短時間でメイク汚れとなじんで、毛穴の奥や目周りも、メイク残りなくスッキリ洗うことができる高い洗浄力があるそうですよ。
メイク残りがあると、炎症や肌くすみにつながってしまいます。30秒で手早くしたい気持ちは分かりますが、将来の肌のことを考えれば、ぜひていねいに行ってくださいね。
また、皮膚科医の吉木伸子さんの「内側から変わる! 毎日のスキンケア10の法則」(廣済堂出版刊)によると、肌への刺激が気になる場合、油分は多過ぎも少な過ぎもよくないため、クリームタイプか乳化ジェルタイプがいいとも書かれていました。
さて、あなたのクレンジングはいかがですか? 「いつの間にか肌の老化が!?」と嘆く前に、ぜひ一度、クレンジングについて見直してみてくださいね。