吉岡里帆にとって2作目の主演ドラマとなる7月17日スタートの「健康で文化的な最低限度の生活」(フジテレビ系)に、川栄李奈の出演が決まった。川栄は、吉岡が演じる新人ケースワーカーの同期で、頭脳明晰な優等生タイプの役を務めるという。
「最近は『新CM女王』と呼ばれるほどテレビで観る機会の多い川栄ですが、意外にも連ドラへのレギュラー出演は少なく、民放では昨年7月期の『僕たちがやりました』(フジテレビ系)以来、1年ぶり。その1年で女優としての格をぐんと上げたうえ、演技力にはもとから定評があることから、今回の『健康で文化的~』では主演の吉岡を食ってしまうのではと噂されています」(テレビ誌のライター)
その川栄、15年までのAKB48在籍時にはおバカキャラで知られていたが、女優転身後は演技力の高さで評価され、今ではオリックスのテレビCMで同社の社員役を務めるなど、おバカなイメージは完全に払しょくされている。今回のドラマでも優等生役を務めるが、その一方でこれまであまり見せたことのない一面にも期待が寄せられているようだ。
「主演の吉岡がにじみ出る艶気で高い男性人気を誇る一方で、川栄はAKB48時代の水着グラビアでもさほど話題になることはありませんでした。しかしアイドルを卒業して早3年が過ぎ、今では大人の女性らしさも感じさせるように。今回のドラマでも優等生がふとした瞬間に女性らしさを垣間見せるような場面を与えられれば、男性ファンの注目を一気に集める可能性がありそうです」(前出・テレビ誌ライター)
そして吉岡のほうもうっかりすると、支持層である男性ファンを川栄に持っていかれかねないというのである。テレビ誌のライターが続ける。
「前回の主演作『きみが心に棲みついた』(TBS系)では鈴木紗理奈や瀬戸朝香などアラフォー女優との共演シーンが多く、同世代の石橋杏奈は艶っぽさを感じさせないタイプだったことから、吉岡は男性視聴者の注目を一身に集めていました。しかし今回、自分よりも2歳若い川栄が身近な役で出演することにより、視聴者からは常に『吉岡vs川栄』という構図で観られることになります。たとえ本人に対決の意思がないとしても、この組み合わせに注目が集まることは間違いありません」
自分の主演作なのに、話題をさらうのは共演の川栄ばかり。そんなことにならないよう、吉岡には気合を入れた主役ぶりを発揮してもらいたいものだ。
(白根麻子)