「卵巣機能が低下する」といわれると、ドキッとしませんか? 妊活中の人はとくに気になる話題ですよね。
予防医療コンサルタントの細川モモさんと管理栄養士の宇野薫さんが監修する「成功する子は食べ物が9割」(主婦の友社刊)によると、AGEsという終末糖化産物と呼ばれる物質が卵巣の卵胞液に溜まると、透明な卵胞液が茶褐色に変化し、卵巣機能の低下につながることがわかっているそう。しかも、AGEsは蓄積型で、一度つくられると除去できないのだとか。女性にとっては無視できないAGEsですが、その原因となるのが「糖化」なんだそうです。
湧永製薬『わくわく健康情報館』の「糖化は老化!?お肌だけでなく骨粗しょう症や生活習慣病にも関与」によると、そもそも糖化とは必要以上に糖が体内に存在することなんだとか。代謝されるべき糖が体内のタンパク質と結び付くことで、糖化反応を起こすそうです。つまり、避けるべきなのは、食べ過ぎや炭水化物・糖質の過剰摂取ということですね。
また、「野菜⇒肉・魚⇒炭水化物(ご飯・パン)」の順で食べ、血糖値の急上昇を防ぐことも糖化予防につながるのだとか。その他、糖の吸収を緩やかにするためには、野菜などに多く含まれる食物繊維を摂るのがいいそうですよ。
卵巣機能と糖化の関係には驚きですね。糖化による卵巣機能の低下を防ぐためにも、ここで紹介した食事のポイントをぜひ実践してみてくださいね。