「ヒルナンデス!」(日本テレビ系)、「ひるおび!」(TBS系)、「バイキング」(フジテレビ系)がひしめく地上波昼の情報番組戦争。この中で、7年連続トップを独走中なのが、お笑いコンビ・ホンジャマカの恵俊彰がMCを務める「ひるおび!」だ。
6月5日の放送では、神奈川県大井町の東名高速道路で昨年6月、あおり運転をされて静岡市の夫婦が死亡した事故から1年が経ったニュースを取り上げた。その折、被害者夫婦の長女から寄せられた手紙に恵が涙する場面があり、視聴者から称賛された。
その反面、恵に対する批判的な意見も出ているのも事実だ。
6月6日の視聴者の感想欄には「恵さんは、この番組を見直すことがあるんでしょうか? 懸命に説明している方の言葉にかぶせて、独り言のようなことを延々と呟き続けるのは止めてほしい。説明者は、恵さんが話し始めると、若干声を大きくし、早口になるのが気になります。恵さんは一視聴者ではなく、司会者なのですから、引く姿勢が必要なことを学んでほしい」「リポーターが話している時くだらない合いの手を入れるな」などと書き込まれている。
この記述を気にしたのだろうか。翌7日の放送で恵は現地リポーターに対して質問を投げかける前に「今、ちょっと聞いてもいいかな」と、了承を得る姿勢を見せた。
「視聴者の批判に対して敏感に反応し、即座に修正するところも高視聴率を保っている理由の1つでしょう。例えば、『バイキング』の坂上忍はネットの意見を全く見ないそうです。どんなに批判されても『自分の言いたいことを言い切る』という姿勢も曲げませんからね。そこが坂上の魅力と言えるかもしれませんが、坂上のことをよく思わない人とは絶対に相容れることはないでしょう」(芸能ライター)
長期好調も、恵のMC続投も、批判に対する柔軟な対応が秘訣のようだ。