秋から2年間の予定でハワイに移住した梨花が、ハワイ州観光局からスタイル親善大使を任命された。今後はファッションを含めたライフスタイル全般で、ハワイの魅力を発信する役割を担っていく。梨花にとっては願ったり叶ったりの大使就任だが、アメリカ在住経験のあるライターは、ハワイ州側の狙いを読み解く。
「ハワイ州観光局では外国人観光客の中でも日本人を最重要視しています。ハワイの文化を尊重し、それでいて土地を買い占めたりせず、永住の意思もない日本人は大歓迎なのです。梨花はまさにそんな日本人の象徴的な存在ですね。日々の生活をブログで積極的に発信しているのも、評価のポイントでしょう」
このようにハワイ側からも認められた梨花だが、本人がどれくらいハワイを理解しているかというと、どうにも微妙な点があるようだ。記者会見ではハワイのことを“ステキな国”と呼ぶなど、ハワイを一つの国だと勘違いしているのではと心配になる場面も。さらに前出のライターが指摘を続ける。
「会見では胸から上を全面的に出した服を着用し、デコルテやラインがキレイに見えてハワイっぽい服と説明していたのも気になります。ハワイの伝統衣装であるムームーでは胸元は出しませんし、ゆったりしたボリューム感が特徴。つまり梨花の考える“ハワイっぽさ”とはあくまで、日本人が抱く典型的なイメージなのです。ほかにも細かいことを言えば、4歳の息子が通うスクールに関して『アカデミックもしっかりとしていて』と説明していましたが、アカデミックとは大学以上の高等教育を指す言葉。幼児も対象とするエデュケーションとは異なる概念なのですが、おそらく梨花は“教育”という意味で混同しているのでしょう」
以前からアメリカ文化に対する理解が浅いと指摘されている梨花だが、ハワイ州から大使という大役に任命されたからには、もう少し頑張って勉強したほうがいいかもしれない。
(金田麻有)