「白塗りモノマネ」と称して、多くの芸能人の顔真似を披露して話題になっているお笑いコンビ・野生爆弾のくっきーこと川島邦裕だが、6月17日に放送されたバラエティ番組「行列のできる法律相談所」(日本テレビ系)に出演した際、過去に吉本興業から独立しようと画策していた事実を告白している。
「番組では『くっきーの心が折れた出来事とは?』をテーマにVTRを紹介。その中で、今でこそ多忙を極めるくっきーですが、去年は今ほど仕事がなく、ギャラの低さに腹が立ち『俺は会社の犬にはならへんぞ』と吉本から独立を決意したと語っています」(芸能記者)
こうして独立するべく策を練り始めたくっきー。しかし、芸人仲間から「事務所辞めたら2年はテレビの仕事を干されるらしい」などの噂を聞き、そこで「テレビに出られないのだったら営業で食っていくしかない、俺1人で営業で食っていくのは厳しいなあ」と考えたくっきーは、なんと大胆にも芸人の引き抜き作戦に出たという。まずは、吉本に不満を持っていそうな社員2人に声をかけ賛同を得たところで、なんとM-1王者にもなった人気コンビに引き抜きの話を持ちかけたという。
「そのお笑いコンビというのがNON STYLEだったというわけです。しかもあっさり断られ、その後、次々と芸人たちに声をかけていたある日、会社から呼び出され『やめた方がいいですよ。全部筒抜けですから』と注意を受け、くっきーの“独立計画”はあえなく挫折したようです」(前出・芸能記者)
しかし、天下の吉本興業相手を相手に独立のみならず芸人の引き抜きまで画策したとは、なんとも大胆な行動。そんなくっきーもその後独特な才能が開花して、今では引っ張りだこに。1月には福岡PARCOで展示会イベントを開催、今月にはアーティストブック「超くっきー図鑑 Wataridori 渡り鳥」を出版するなど八面六臂の活躍ぶりを見せている。つくづく独立を思いとどまってよかった、と言わざるを得ない。
(窪田史朗)