「どうにかして痩せなきゃ!」「でもこれ美味しいし、やめられない!」と、葛藤していませんか? でも、その悩み、思いつめるほどのものなのでしょうか。
実は30歳を過ぎると、体重というよりも体型のほうが気になってくるもの。実際、痩せている女性は、その体型が「老けて見えるから」という理由で、「ちょっと太ったほうがいい」と思っている人も多いようです。つまり、30代以降の女性は体型を重視し、「痩せる・痩せない」というより、「見た目の美しさ・若々しさ」をポイントに置いていることがわかりますね。
とはいえ、「これ以上太りたくない」「痩せたい」との思いから、どうしても体重が気になるという人は、内科医の土井里紗さんの著書「30代からのシンプル・ダイエット 自然に体重が減っていく」(マガジンハウス刊)が参考になります。それによると、ダイエットをするときには、自分の身体を全身鏡に映して、体重よりも体型の変化に重きを置くのがいいのだとか。毎日体型をチェックして、「ウエストが細くなったかも!」など、ちょっとした変化に喜ぶといいのだそうですよ。また、理想的な体型の有名人の写真を目につくところに置き、自分の理想像を具体的にイメージしておくと、脳がその目標に向かって痩せようと活発化するのだそう。
女性は自分の体型を気にするあまり、食事に敏感になって過度なダイエットに走りがち。そうならないためにも、30代以降は体重ではなく見た目の美しさを重視して、それを目標に掲げるのがよさそうですね。
土井さんは著書の中で、「ダイエットは生活の工夫であって、けっして制限ではありません。がまんをしない、がんばらないダイエットを成功させましょう」と述べています。その通り、思いつめることなく、無理のない方法を実践するのがよいのではないでしょうか。