6月30日に今シーズンの最終回を迎えた「孤独のグルメSeason7」(テレビ東京系)。松重豊演じる井之頭五郎は、大友康平扮する東京・八丁堀でライブハウスの店長との商談を終え、見るからに“町の中華屋さん”といった風情の「中華シブヤ」で絶品のニラ玉ライスとエビチリに出会うのだが、この店から出てきた店主がなんと、あの「渡る世間は鬼ばかり」(TBS系)シリーズで「中華 幸楽」の2代目店主・小島勇を演じていた角野卓造だったのだ。
「ツイッター上では『シブヤじゃなくて幸楽かと思った』『幸楽じゃねぇよって春菜が頭の中でツッコんでる』『シーズン最終回らしくキャストが豪華』などの声が数多くあがりました。角野は文学座出身の演技派ですが、今ではすっかり“渡鬼”のイメージとお笑いコンビ・ハリセンボン近藤春菜のネタ『角野卓造じゃねぇよ』で若い世代からも愛される人気俳優になりましたからね」(テレビ誌ライター)
井之頭が追加注文をしようと店主に「すいません」と声をかけると、「おあいそですか」と笑顔を向けた直後、井之頭の口から出た「いえ注文を‥‥」のひと言に対して見せた一瞬の驚きの表情が秀逸だった角野。こうした大人がクスッと笑える仕掛けが散りばめられているからこそ、「孤独のグルメ」は多くの視聴者から愛されているのだろう。