本格的なフィギュアスケートシーズンを前にしたこの季節。大会とは別の魅力あるアイスショーが各地で開催されるのだが、そのアイスショーで見せた羽生結弦選手の手の動きが話題になっているという。
夏までに数多く行われるスケートショーも主要なものはあと「The ICE」と「フレンズオンアイス」くらい。羽生選手はどちらにも出演しないためファンは「ファンタジーオンアイス(FOI)」を振り返って楽しんでいるのだが、そのなかで羽生選手は片手を突き上げた時に手を広げ、薬指と中指をそろえて折った形にしていた。
「この手の形がアメリカの手話で“I Love You”を表すものではないか、Yuzuがファンに愛を示してくれたのではないかと話題になっているんです。あの手の形は、確かに“I Love You”のサインではありますが手話ではありません。小指だけを立てるI、こぶしをにぎり親指と人差し指だけをL字に立てた手話のL、親指と小指を立てて中の3本の指を折り曲げた手話のY。この3つの文字を組み合わせてILY=“I Love You”というサインとして英語圏の人々がよく使うんです。話題になっていますが、実は以前から羽生選手はこのサインを写真撮影時などに使っています。昨年のFOIでもプルシェンコやほかの出演者と一緒にやっていたと思います」(スポーツライター)
正確には手話ではないとしても“I Love You”の思いが込められているのだとすれば、ファンにとってこんなにうれしいメッセージはないだろう。
(芝公子)