自由奔放な発言で物議を醸すこともあるが、地元では“愛されキャラ”のようだ。元プロ野球選手でタレントの長嶋一茂が8月3日放送のバラエティ番組「ヒルナンデス!」(日本テレビ系)に出演、生まれ育った都内有数の高級住宅地・田園調布から生レポートを届けた。「一茂さんぽ」と題し、進行役の日本テレビの梅澤廉アナとともに、長嶋の行きつけ店を巡ったもの。
「1軒目は地元では有名なヤマナカヤ果物店でした。お店の人として登場したのが、長嶋の同級生で幼なじみだという塩田さん。梅澤から幼い頃の長嶋の印象を聞かれた塩田さんは『金持ち』と即答していましたから、当時から“金持ちのおぼっちゃま”と思われていたのでしょう。でも、長嶋とも和気あいあいと話しており、仲のよさを感じました。長嶋も珍しく終始ハイテンションで、よほど嬉しかったのかもしれません」(テレビ誌ライター)
2軒目は、長嶋が小学校の頃から通っていたという、焼き鳥屋の鳥えい(とりえい/えいは金へんに英)。先輩である店主とも仲良く、中継では大好きだという「もも焼き」を美味しそうにガブリと食べていた。実は、この店の「煮込み」にはちょっとしたエピソードがあった。
「昨年3月11日放送の『人生最高レストラン』(TBS系)に長嶋がゲスト出演し、お気に入りの飲食店を紹介。その中の1つが『鳥えい』でした。鳥えいは元々、一茂の父親である“ミスター”こと読売ジャイアンツ終身名誉監督の長嶋茂雄氏の御用達のお店。この店の煮込みには、珍しいことにジャガイモが入っています。なぜかというと、ミスターがジャガイモを入れてほしいとリクエストしたからだといいます。そして、おもしろいことにミスターはこの煮込みを“おでん”と呼んでいたとか。もしかすると、煮込みをおでんと間違えていて、ジャガイモの追加をお願いしたのかもしれません。この煮込みは一茂も大好物のようでした」(前出・テレビ誌ライター)
空気を読まない暴言でバッシングを受けることもある長嶋だが、田園調布のお店では愛されているようだ。
(石田英明)