年が改まり、16年1月期の民放連ドラがまもなくこぞってスタートとなる。注目はTBSの日曜劇場だ。
「昨年『天皇の料理番』『下町ロケット』の人気ドラマを生み出した枠です。特に昨年10月期の『下町ロケット』は民放連ドラの平均視聴率で年間最高を獲得。この時間にはドラマを観ると習慣づけられている視聴者も多いでしょうから、アドバンテージは大きい」(芸能ライター)
となれば今期、TBSの日曜劇場は「得する枠」といえそうだ。気になるのは主演の香取慎吾。前回主演を務めた連ドラ「SMOKING GUN~決定的証拠~」(フジテレビ系・14年4月期)では惨敗を喫している。
「平均視聴率で7.4%でしたからね。固定ファンの力だけでは好成績には及ばないんです。日曜劇場では脚本、共演者はもとより、本人の実力が試されるでしょう」(前出・芸能ライター)
一方で「損する枠」といえば同じくTBSの火曜22時だろう。
「15年10月期は『結婚式の前日に』が香里奈の主演で話題になりましたが大惨敗でした。このドラマ枠ができて以来、平均で2ケタを超えた作品が1つもないという、TBSにとっては鬼門とも呼べる枠です」(週刊誌記者)
今期は深田恭子主演「ダメな私に恋してください」を配しているが、勝算はあるのか。
「深田は14年10月期にこの枠で『女はそれを許さない』で主演しています。やはり視聴率はよくありませんでしたが、観た人の満足度は高かった。昨今、録画視聴も増えていますし、視聴率よりも満足度の高いドラマになればいいと思います」(テレビ誌記者)
うららかな春を迎えられるのは、どのドラマか。