真矢ミキ、母親が「私を忘れていた」と悲痛な胸中を吐露

 女優の真矢ミキが8月20日、自身のオフィシャルブログ「Have fun!」を更新し、実の母親から認識してもらえなかったことを明かしている。

「何処かの貴方へ」とのタイトルで投稿された記事内で、「今日、母が私を忘れていた。今年で米寿を迎える母」と切り出した真矢は、続けて「母の夫、私にとっての父が他界してから約14年が経つ。あの父が亡くなった夜から、母は少しづつ悲しみを忘れたいのか、現実逃避していった気がする」と綴り、母の14年間の葛藤を打ち明けると、「私は敢えて認知症なんて言葉は使いたくない。悲しみを忘れたかった母の気持ちがわかる気がするから」と現状に至った母の辛い胸中を察している。

「真矢はさらに『何処かでそんな思いをしている方がいたら、そんな事伝えたいと思った』とも続け、タイトルに込められたメッセージは同じ境遇に悩む人に向けられたものであることを説明しています。2015年からは朝の帯番組『ビビット』(TBS系)を任され多忙を極める真矢ですから、常に母親のそばに居てあげることができないのも辛いのかもしれません。真矢といえば、共に同番組の進行を務めるTOKIOの国分太一が山口達也の強制わいせつ騒動に揺れていた際、『太一さんが日に日に痩せているのがとても辛い。ちゃんと休めてますか?』などと思いやりに満ちた気遣いの言葉をかけていたのが印象的でした」(テレビ誌ライター)

 真矢による悲痛な叫びにはネット上からも「愛するお母様が変わってしまうことはあまりに悲しいですね」「親がボケるなんて信じたくない気持ちは分かる」「いつか自分の父母がって思うと胸がキュッとする歳になった」との反応が寄せられ、「なんて良い親子関係を築いたんだろう」との書き込みもあった。

「敢えて認知症なんて言葉は使いたくない」と気丈に振る舞う真矢だが、「泣きたいと言う衝動的な娘としての感情と、それで良いんだといいきかせる、大人になっている自分がいることに気づいた夜だった」とも綴り、悲しみと平静の間で揺れ動く心情が見て取れた。

(木村慎吾)

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