渋谷すばるが脱退することになり、現在、すでに6人体勢で活動している関ジャニ∞。グループ名の由来はこれまで、関西の“関”、ジャニーズの“ジャニ”、デビュー時の人数である“8”であると、ファンの間では認識されていた。だが、メンバーの横山裕はかつて、まったく違う説を打ち出している。まず命名に至るまでの過程を芸能記者が明らかにする。
「横山や村上信五ら、関ジャニのお兄さん組が関西でそれなりにテレビに出られるようになったころ、横山がジャニー喜多川社長に、『そろそろ俺らにも名前をつけてよ。カッコええのがいいねんけど』と直談判したそうです。長く『ジュニア』とひとくくりで呼ばれていて、後輩のKAT-TUNたちがどんどん色づけされていくことに、焦りを覚えたからです」
横山のオーダーに対してジャニー社長は、「わかったよ。僕に任せてよ」と返事。その数日後、「関ジャニ8(エイト)で行こう」と言われたという。横山は正直、「パッとせぇへんな」と肩を落としたそうだが、そのワケを聞いて、さらに愕然とすることになる。
「『YOUたち、関テレでレギュラー持ってるでしょ? 関テレ、8チャンでしょ? いいじゃん!』と自信満々に言われたそうです。内博貴が脱退したあとも8は残ったため、気持ちは8人のまんまという泣ける逸話もあったんですが‥‥まさか8チャンネルだとは」(前出・芸能記者)
04年の歌手デビューと同時に「8」は「∞」となった。これをメンバーは「おしゃれになった」と解釈したと横山は語っている。
ほぼ同期の嵐は、その5年前に盛大にデビューしている。関ジャニは見事なまでに遅咲きだったため、売れた今も浮かれ気分になれないという。
来年はデビュー15周年。内が抜け、メインボーカリストの渋谷すばるも欠き、試行錯誤のまま突入した初の6人体制。定着するには、もう少し時間がかかるだろう。
(北村ともこ)